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骨伝導イヤホンがほしい!でもお金がない!
こんにちは、ヒモまるです。
ある日唐突に、今流行りの骨伝導イヤホンが欲しくなりました。
現状のイヤホンへの不満
きっかけはジョギング中に家にあったイヤホンを使っていて感じた、ちょっとした不満。

家にあったワイヤレスイヤホン(SONY WI-C310)
- ネックバンドのケーブルが邪魔 … 走っている時に上下に踊る+タッチノイズが気になる
- 密閉型で耳が完全に塞がってしまう … 周りの音が聴こえず危ない
ネックバンド(ケーブル)型のイヤホンは、着けて走るとケーブルが上下に踊ってしまいます。
さらにそれが服や身体とぶつかって密閉型イヤホン特有のタッチノイズも起こります。

ケーブルが踊るのが気になるし、こすれてガサガサうるさい…!
また密閉型イヤホンのため周囲の音がほとんど聴こえません。
これは運動中にはなかなか危険なことです。
こうした手持ちのイヤホンへの不満から、ヒモまるは新しいイヤホンを探し始めたのでした。
そもそも手持ちのイヤホン SONY WI-C310 はスポーツ向けを謳った製品ではないので、悪いのはヒモまるの使い方です。安価で評価も高く日常で使うには良いイヤホンなので、誤解なきよう!
完全ワイヤレスイヤホンを検討
まず選択肢として考えたのが完全ワイヤレスイヤホンでした。


完全ワイヤレスイヤホンの例(フリー画像)
いま街中でおしゃれな人は、みんな完全ワイヤレスイヤホンを使ってますよね。
小型で見た目がとてもスタイリッシュです。
ケーブルがないためタッチノイズも起こりませんし、外音取り込み機能があるモデルもあって、外音が聴こえないという密閉型の欠点も緩和されているようです。



すごいハイテクや…!
しかし「ケーブルがない」「小型」は、同時にデメリットでもあります。
というのも鍵や財布、スマホやイヤホンがいつもどこかにいってしまって探し回ったり、外出先でもよくマスク置き忘れをしてしまうヒモまるにとって、紛失の可能性が高いことは明らかだからです。



高機能な完全ワイヤレスイヤホンはどれも一万円オーバー。
もし無くしてしまったりしたら…!
さらに運動中に使うとなると、ポロッと落として踏んづけてしまうなんていうリスクも考えられますよね。
そんな想像が頭を巡り、結局完全ワイヤレスイヤホンには手を出すことができませんでした。
骨伝導イヤホンを検討
次に候補になったのが、今流行の骨伝導イヤホン。
骨伝導イヤホンは「振動で聴く」イヤホンです。
振動板による微細な振動が骨に伝わることで音を認識します。
どれもケーブル式ではないネックバンド型となっており、タッチノイズは起こりません。
密閉型でもないので周囲の音もそのまま聞こえます。



運動中でも安全だ!
実は骨伝導イヤホンの存在と魅力は、すでに知っていました。
彼女が有名な骨伝導イヤホンメーカー AfterShokz(現:Shokz)の AEROPEX AS800 を持っていて、たまに貸してもらっていたからです。


彼女が持っていたAfterShokz(現:Shokz)のAEROPEX
しかし彼女も自宅・出先で日常的に良く使うので、使いたい時に自由に借りて使うことはできない状況でした。



そもそも彼女のもんだからね…
自分専用の骨伝導イヤホンを持つことに憧れはありましたが、骨伝導イヤホンは最先端の製品なので、値段がちょっと高いイメージも。
ゲオから激安骨伝導イヤホンが出てる!?
そんな時に、たまたま「ゲオの骨伝導イヤホンBH330 のコスパが非常に良い」という噂を耳にしました。
調べてみると、なんと価格が3,000円くらいとのこと!



や、安い!!!!!
こういう強烈なコスパのガジェットは、少し噂が広まるとすぐに売り切れてしまいます。
気がついたら私はネット通販で当時残り一点だった在庫をポチっていました。


購入したゲオ BH330
高級な骨伝導イヤホンとの比較
安かろう悪かろうって言葉がありますよね?
安いものは壊れやすい。
デザインや品質が高いものに劣るので、所有欲を満たすことができず、すぐ買い替えたくなる。
現にヒモまるは、彼女に安物買いの銭失いをよく注意されています。
しかし結果的に、この ゲオの骨伝導イヤホン BH330 に関してはそれなりに満足いくものでした!
※2023年9月に購入し、2024年1月現在も運動や家事をしながら日常的に使っています。
その魅力を分かりやすくお伝えするため、彼女が持っていた有名メーカーの高級骨伝導イヤホンと比較してみたいと思います!
今回の比較対象 AfterShokz(現:Shokz)の AEROPEX AS800 は 2019年(この記事を書いてる4〜5年前)に発売されたいわば型落ち品になりますが、それでも当時1万8180円(税別)もした高級品です。



まだまだ比較対象としては十分なスペックのはず!
音質
AEROPEX AS800 ≒ ゲオ BH330
まず音質です。
ヒモまるはオーディオマニアではありませんが、これまでSONY、Victor、オーディオテクニカ、ゼンハイザー、AKGなど有名メーカーのイヤホン・ヘッドホンを使った経験があり、音質チェックにはそこそこの自信があります。
そんなヒモまるから見て、音質は良い勝負してると感じました。
勝ち負けの問題ではなくて、キャラクターが違う感じです。
具体的に言うと、AEROPEXは全体にバランス良く音が鳴っていますが、やや音像が遠く平板な印象です。
それに比べ ゲオ BH330 は直接的な音で、とにかく元気に楽しく鳴る印象です。
低音もよく出ています!



価格差考えたら良い勝負してる!
個人の好みや音楽の種類によって評価は分かれるとは思いますが、ヒモまるは ゲオ BH330 の方が好みと感じました。
念のため彼女にも比較してもらったところ、彼女はAEROPEXの方が良いと感じるとのことでした。
音の感じ方には個人差があるため、あくまでも参考意見として読んでくださいね!
見た目
AEROPEX AS800 > ゲオ BH330
次に、見た目です。製品のデザイン面ですね。
美大出身のヒモまるは、お金がないのにデザインにこだわります。
そんなヒモまるから見て、見た目は正直ゲオの完敗です。
AEROPEX はとにかく流線的でスタイリッシュ。
ゲオ BH330 はシンプルといえばシンプルなのですが、ちょっと野暮ったさも感じるデザインです。


AEROPEX AS800(左)とゲオ BH330(右)のデザイン比較
どちらもプラスチック製なのですが、AEROPEXは全体的にさらっとした質感で、手に取った時や装着した時の高級感、肌ざわりがバツグン。
対して ゲオ BH330 は、耳にかける部分や、肌に当たる部分に一部シリコンっぽい素材を用いてはいるものの、外装は剥き出しのプラスチックそのもの。全体に高級感は感じられません。



見た目はさすがに高級品には敵わないねえ。
でも使用時に自分のイヤホンは目に入らないですし、運動中にじっと耳元を見られることもあまりありませんよね。
そういう意味では、大事なのは「自分が許せるデザインかどうか」ではないでしょうか?



ゲオ BH330 はヒモまる的に、ギリ許せるデザインです!!
着用感
AEROPEX AS800 ≒ ゲオ BH330
次に、着用感ですね。
どちらも公称26g となっており重さは大差なく、あまり差を感じません。
不快な締め付け感、不安定さもなく、2キロ以上走っても、ズレたり外れたりということもありませんでした。



着け心地は大差ありません!
ちなみにどちらのイヤホンも音量を上げると、骨伝導イヤホン特有の振動や音漏れが生じます。比較すると ゲオ BH330 のほうが振動・漏れともにちょっと強めな印象です。
そもそも骨伝導イヤホン自体が自身の用途に合っているかどうかは購入前によく確認してくださいね!
充電周り
AEROPEX AS800 ≧ ゲオ BH330
次に、充電のしやすさ。
ここは ゲオ BH330 が大きく負けていると感じます。
というのも、AEROPEX はマグネット式コネクタでつけ外しが一瞬なんです(Apple製品みたい!)
一方の ゲオ BH330 はタイプCケーブルを差し込んでの充電になるのですが、充電する時にはキャップを外し、充電後にきちんと閉めないといけません。


ゲオ BH330の充電のようす



これは地味に面倒だな。
でも見方を変えると、キャップを開け閉めしてタイプCケーブルを抜き差しすればいいだけともいえます。
とくに時間を持て余すヒモまるのような人間には、そこまで関係ないかも!?



値段を考えれば、まあ許せるかな〜?
防水性能
AEROPEX AS800 ≧ ゲオ BH330
防水性能は、スペック上 AEROPEX は IP67 、 ゲオ BH330 は IPX6 となっています。
規格だけみれば AEROPEX の方が若干ハイスペックですが、どちらも水しぶきや雨には耐えるレベルです。
常識的な使い方においてはほぼ同等といえるのではないでしょうか?



重要なのは予期せぬ雨や水しぶきに耐えるかどうか。
そう考えたらこれは問題ないね!
操作性
AEROPEX AS800 > ゲオ BH330
操作性に関しては、ゲオ BH330 が明らかに劣る部分です。
ゲオ BH330 にはボタンがひとつしかなく、再生・一時停止・曲送りは可能ですが、音量調節や曲戻しはできません。つまり音量調節や曲戻しは、スマホなど接続デバイス本体から操作するしかありません。
AEROPEX では、イヤホンから再生・一時停止、音量調節や曲のスキップができます。
これは他の多くの骨伝導イヤホンも備えている機能です。
ここは人によっては大きなマイナスポイントでしょう。



イヤホンから音量調節くらいはできてほしかった…。
価格
AEROPEX AS800 < ゲオ BH330
AEROPEX AS800 は当時1万8180円(税別)、ゲオ BH330 は 2024年1月現在、2,980円(税別)。
これは言うまでもなくゲオの勝ちでしょう。
圧倒的な安さは、ゲオ BH330 の大きな魅力です。



これならヒモまるも、買っても怒られないね!
良いところ・悪いところまとめ!
さて、比較した7項目を改めてまとめてみるとこのようになりました。
- 音質 … 引き分け!
- 見た目 … ゲオの負け!
- 着用感 … 引き分け!
- 充電周り … ややゲオの負け!(※キャップ開け閉めを許せればほぼ同等)
- 防水性能 … ややゲオの負け!(※常識的な使い方においてはほぼ同等)
- 操作性 … ゲオの負け!
- 価格 … ゲオの圧勝!
2項目で引き分け、4項目でゲオの負け、1項目(価格)のみ圧勝という結果でした。
こう比較してみるとやはり明確に差はありますが、実際のところ微差の項目も多いことも分かります。
明らかに負けているのは「見た目」と「操作性」ですね。



見た目と操作性は、高い製品に敵いません…
しかし、そもそもイヤホンで最も大事なことってなんでしょう?それはスペックの勝ち負けではなくて、自分が聴きたいシチュエーションでちゃんと音楽を楽しめるかどうかだと思います。
そもそもイヤホンは小型で精密な機器なので、落下などのリスクが常に付きまといます。
またどんな製品でも少し長く使えばどこかが断線したり、接触が悪くなったり、バッテリーが不具合を起こしたりなどで壊れる可能性が出てきます。



以前2万円超えのイヤホンが一ヶ月せず壊れた経験があります(泣)
そうした「壊れてしまった時」にショックが小さい、気軽に買い替えられるというのは大きなメリット。
その点で ゲオ BH330 には激安でそこそこの音という大きなアドバンテージがあります。
つまり「見た目」と「操作性」さえ許容できるならば、ゲオ BH330 はとてもおすすめのイヤホンになります。
興味を持たれた方は、ぜひ購入を検討してみてくださいね!